堺市・上野芝にある、おおかわ皮ふ科クリニックでは、症状を緩和するだけでなく、根本的な原因にアプローチし解消できるような治療を心がけています。
いぼ(尋常性疣贅)やにきび治療などの一般的な皮膚科診療に加えて、多彩な美容メニューも提供しております。肌に関して気になることがあれば、気軽にご相談ください。
本ブログでは、そうした皆様の肌の健康や美容に役立つさまざまな情報をお届けして参ります。
今回のテーマは“爪のトラブル”についてです。
爪に起こりやすいトラブル
爪が割れる・欠ける
爪がもろくなると、割れたり欠けたりする場合があります。なかでも、爪が縦に割れることを「爪甲縦裂症(そうこうじゅうれつしょう)」と言います。
主な原因は、爪の水分が不足したり、爪の主成分である「ケラチン」が少なくなったりすることです。
爪に線や筋が出る
爪に縦の線や筋が出ることを「爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)」と呼びます。主な原因は加齢であり、50代頃から症状が現れる傾向が多いです。
爪に横の線や筋が出るのは、爪を噛んだり、衝撃が加わったりすることが原因です。なお、感染症や糖尿病などによって、すべての爪に横線が現れる場合があります。この症状を「ボー線条」と言います。
爪に凹凸ができる
爪に凸凹が見られる状態を「波板状爪(洗濯板状爪)」と言います。主な原因は、爪に力が加わることです。爪の根元を押さえる癖がある人に見られることが多く、特に親指の爪が凸凹しやすいです。
爪が薄くなる
爪が薄くなるのは、乾燥や血行不良、水仕事などの物理的なダメージが原因です。その他にも、低色素性貧血や先天性角化異常症といった病気が影響している場合もあります。
なお、爪の先端が薄く剥がれることを「二枚爪」と呼びます。乾燥や栄養不足が原因とされており、冬に見られる傾向が多いです。
爪が変色する
爪は、本来薄いピンク色をしています。しかし、外傷や病気などによって変色する場合があります。
爪が白濁するのは、カビの一種である「白癬菌」に感染することが原因です。
爪に白い斑点ができるのは、外傷によって強い力が加わるためです。自然に治るものであり、放置していても問題はありません。
爪が黄色や緑色になるのは、感染症や黄疸などの病気が潜んでいる可能性が考えられます。
爪のトラブルは原因の解明が大切
爪のトラブルに対処するためには、原因を明確にしなければなりません。原因によって、対応が異なるためです。たとえば、爪のトラブルが病気によるものならば、医療機関で治療を受ける必要があります。
「爪の色がおかしい」「爪が割れやすくなった」などの不安があれば、ぜひ堺市・上野芝にある、おおかわ皮ふ科クリニックへご相談ください。
爪のトラブルの予防法
爪を丈夫にする
丈夫な爪を育てるためには、食生活が重要です。バランスを意識しつつ、タンパク質やビタミンA・B2・Eを積極的に摂りましょう。
加えて、十分な睡眠時間を確保したり、ストレスを緩和したりなどの工夫が必要です。
爪の保湿を行う
爪が乾燥すると、割れたり薄くなったりします。そのため、保湿ケアが求められます。
爪の保湿には、クリームを使用しましょう。乾燥が気になる季節や水仕事が多い方は、こまめに塗ることが大切です。
爪の切り方に気を付ける
爪を切る際には、強い力がかかりダメージを受けやすいです。
おすすめのタイミングは、入浴後で爪が柔らかくなっているときです。力を入れずに爪を切れるため、ダメージを少なくできます。
まとめ
爪のトラブルは、欠けたり変色したりなどさまざまです。なかには病気が原因によって怒っているものがあるため、少しでもおかしいと思ったら、早めに医療機関で診察を受けましょう。
爪のトラブルでお困りなら、堺市・上野芝にある、おおかわ皮ふ科クリニックへお問い合わせください。患者様のお悩みや症状にあわせ、的確な治療法を提案いたします。