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熱傷について
熱傷とは?
やけど(火傷)は、熱によって起こる皮膚や粘膜の損傷のことで、医学的には「熱傷(ねっしょう)」と呼ばれます。
熱傷の損傷の程度は、触れた熱源の温度と時間によって決まり、Ⅰ~Ⅲ度に分類されます。
熱傷の主な症状
熱傷は、損傷した皮膚の深さによって症状が異なります。
- Ⅰ度熱傷:赤くなり、痛みがある
- Ⅱ度熱傷(浅達性):赤くなり紅色の水ぶくれができ、強い痛みがある
- Ⅱ度熱傷(深達性):赤、紫、白っぽくなり、白濁色の水ぶくれができて軽い痛みがある
- Ⅲ度熱傷:白色、黄褐色、黒色になり、痛みは感じない
熱傷の原因
熱傷は日常生活でよく見られる外傷ですが、最も多いのは熱湯や油、火炎による温熱やけどです。
そのほか、雷や電流、薬品による化学熱傷などもあり、寒い季節には湯たんぽや使い捨てカイロによる低温やけどにも注意が必要です。
熱傷の診断・検査方法
損傷の深さ、面積によって軽症・中等症・重症に分類し、外来での治療もしくは入院治療かを判断します。
熱傷の治療方法
熱傷を負った時は、速やかに流水で患部を冷やしましょう。
その後、できるだけお早めに堺市・上野芝にあるおおかわ皮ふ科クリニックへお越しください。
治療には軟膏やクリームなどの外用薬を使用しますが、入院が必要な中等症以上の熱傷では点滴や皮膚の移植が必要となることがあります。
外傷について
外傷とは?
外傷とは、外からの力によって受けた傷のことで、いわゆる「怪我」のことです。
外傷の種類と原因
外傷には主に次のようなものがあります。
- 切創(せっそう):ナイフなどの刃物やガラスの破片などで切れた、切り傷のことです
- 擦過傷(さっかしょう):転んで道路にこするなどして皮膚がすりむける、すり傷のことです
- 裂創(れっそう):階段の角にぶつけるなどして、皮膚や粘膜が裂けた傷のことです
- 刺創(しそう):先の尖った器具などが突き刺さってできる刺し傷のことです
- 咬傷(こうしょう):動物や人間に噛まれてできる傷で、噛み傷のことです
外傷の診断・検査方法
それぞれの傷に応じて患部を確認します。
重症の場合は骨折の有無や、血管、神経、内臓などに損傷がないか検査を行うことがあります。
外傷の治療方法
外傷の種類により異なりますが、感染症を防ぐために患部の汚れを流水で洗うこと、止血を行うことが大切です。
消毒や外用薬による治療のほか、外傷の種類、程度により抗生剤の内服や縫合処置を行う場合があります。