一般にシミと呼ばれているものも医学的には概ね以下のものに分けて考えます。
それぞれ治療法が異なります。
顔面や手背、前腕など日光露光部に生じる大きさや濃淡に幅のあるシミの一種です。
20代から少しずつでき始め、年齢を重ねるごとに増えてきます。
予防には遮光が一番です。
主に30代以降の女性の頬や口のまわりに左右対称に生じるシミです。
遮光するだけで改善することもあります。
シミではないかと気になり、触りすぎたり、洗顔の際にこすりすぎたりすることで瞼や目のまわり、頬などが黒っぽくなることがあります。
いわゆるソバカスですが、シミと紛らわしいものもあります。
シミというよりアザに近いものです。
発生部位が重なっており肉眼的に肝斑と鑑別が付きにくい疾患です。
治療法はそれぞれの疾患に応じて
ビタミンC、ビタミンE、トラネキサム酸内服
トレチノイン、ハイドロキノン外用
レーザー治療
などを組み合わせて行います。