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粉瘤について

2024.06.14

堺市・上野芝にある、おおかわ皮ふ科クリニックでは、症状を緩和するだけでなく、根本的な原因にアプローチし解消できるような治療を心がけています。
いぼ(尋常性疣贅)やにきび治療などの一般的な皮膚科診療に加えて、多彩な美容メニューも提供しております。肌に関して気になることがあれば、気軽にご相談ください。

本ブログでは、そうした皆様の肌の健康や美容に役立つさまざまな情報をお届けして参ります。
今回のテーマは“粉瘤”についてです。

粉瘤とは

粉瘤(ふんりゅう)は、皮膚の内側に袋状の構造物ができ、そのなかに角質や皮脂が溜まることで生じる良性の皮下腫瘍です。「アテローム」や「表皮性嚢腫(ひょうひせいのうしゅ)」と呼ばれる場合もあります。

粉瘤ができやすい部位

粉瘤は、体のあらゆる部位にできる皮下腫瘍です。なかでも、首や背中、頬、耳たぶにできることが多いです。
加えて、足の裏にできる場合もあります。その場合は、10〜30歳の若年層にできるケースが多く見受けられます。

粉瘤ができやすい人

粉瘤は、男性のほうができやすいと言われています。男性の発生率は、女性の約2倍という論文が発表されているほどです。
とはいえ、粉瘤は性別や年齢を問わず、できる可能性があります。そのため「粉瘤かもしれない」「なにかしこりがある」と疑問を感じたら、早めに病院へ相談しましょう。

粉瘤の症状

粉瘤は、盛り上がったしこりができるのが特徴です。進行すると、袋のなかに老廃物が溜まっていくため、どんどん大きくなります。
さらに、中身が外に出ることで悪臭を生じる場合があります。そのときの臭いは、「魚や肉の腐敗集」「何日も履き続けた靴下」などと表現されることが多いです。
また、粉瘤によって細菌感染が生じるケースがあります。この場合、患部が腫れたり痛みを感じたりします。

粉瘤の原因

粉瘤の原因は、はっきりとはわかっていません。毛穴の出口近くが詰まったり、外傷によってできたりすると言われています。

粉瘤の治療

粉瘤は自然に治ることはありません。そのため、治療では、局部麻酔をして手術によって患部を除去します。
粉瘤の大きさにもよりますが、ほとんどの場合、日帰り手術が可能です。手術は、30分〜1時間で終了します。
なお、細菌感染の疑いがある場合は、抗生剤や抗炎症剤を投与して、炎症を抑えてから摘出します。

まとめ

粉瘤は、放置しておくと、どんどんしこりが大きくなります。また、大きくなってからの手術は傷跡が残る場合があるため、小さいうちに治療をすることが大切です。

粉瘤でお困りの方は、堺市・上野芝にある、おおかわ皮ふ科クリニックへお越しください。

問診をおこない、視診やダーモスコープなどで患部を詳しく確認します。そのうえで、患者様のお悩みや症状にあわせた適切な治療方法をご提案いたします。また、粉瘤の日帰り手術も可能です。

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